お相撲英語SumoEnglish

相撲観戦と英語学習。Watching Sumo wrestling and studying English.初心者です(^^)。I'm a beginner.

平成30年2018年年秋場所10日目!取組み内容・結果。白鵬の『ダメ押し』で気分台無し

こんにちは!今日は平成30年秋場所10日目です。今日も私は5時過ぎから見始めました。
私がテレビで観戦した中で、印象に残ったところや取組内容、結果を書いていきます。


(私から見たらこう見えた、という話なので、公平性・正確性に欠ける部分はあると思いますが、ご容赦ください。)


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玉鷲○ー勢

負け越しが決まってしまっている二人の取り組み。


勢は右差し狙うも差せずに、突き合い・押し合いになり、最後は玉鷲が右手で勢の左胸あたりを突き上げるようにして突き落とし。玉鷲の勝ち。


向正面解説の親方が、「差しに行くと、玉鷲に小手に振られてそのあと相撲を取れなくなってしまうかも知れないので、勢も不用意に差しに行くことはできない」と言っていて、それを聞いた私はやはり、先場所の玉鷲対千代の国戦で、玉鷲に小手投げを打たれた千代の国の腕がぐにっと変な方向に曲がったのを思い出してしまい、恐ろしくなりました。



豊山ー○貴景勝

突き押しの期待の若手同士。年齢は貴景勝の方がけっこう下ですが。


立ち会いから、貴景勝が下から上に向かってどーんと押し上げて前に出て、そこから突き・押しで貴景勝が一方的に前に出て突き出し。貴景勝の勝ち。


豊山は今場所途中休場して再出場しています。調子が上がるといいですね…。




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魁聖ー○栃ノ心

立ち合いすぐに右四つになり、お互いに両手でまわしを取りました。土俵の真ん中で動きが止まる中、何度かお互いにまわしを引きつけ合います。

途中で魁聖が左上手を離したところ、栃ノ心がまわしを力強く引きつけながら前に出て寄り切り。カド番大関栃ノ心の勝ち。



豪栄道ー○高安

取り組み前、豪栄道の今日のコメントとして、「差し負けないようにしたい」という談話が紹介されたので、今日は私は立ち合いの豪栄道の右手と高安の左手の戦いに注目してみることにしました。ちょうどテレビ画面でよく見える側の手です。


立ち合い、かなり早い時点で高安が左を深く差し、まわしを掴みました。左四つ。

豪栄道…あっというまに差し負けたー!!」

と私が思っている間に、高安が左の下手で豪栄道のまわしを下に向かってひっぱりながら自分の体をよけて、ひっぱられた豪栄道は前に倒れて手をついてしまいました。高安の勝ち。


高安が左の下手で豪栄道のまわしを掴んでいて、その手で土俵に向かって豪栄道を投げた様に見えたので、「これはもしかして『下手投げ』なのかな?」と私は思いましたが、決まり手は『腕捻り』。『かいなひねり』と読みます。高安が右の腕で捻っていたんでしょうか? 
(正直言って「捻り」がどういう動作なのかよく分からないですが…雑巾を絞る時みたいにするのかな?)



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稀勢の里○ー遠藤

稀勢の里はこの一番に勝ったら勝ち越し。稀勢の里の勝ち越しは9場所ぶりだそうです。


この取り組み、行司は木村玉治郎さん。なんと、立ち合いが3回も不成立になりました。審判長さんも手を上げていましたので、行司さんが止めたのか、審判長さんが止めたのか私は分かりませんでしたが。


確かに両力士が完全に両手をついてはいなかったです。でも二人の立つタイミングは大体合っていたし、正直、他の取り組みでは、もっと明らかに手をついてなくても立ち合い成立になることが多いです。


見る方としては、完全に手をつかないと絶対ダメ!なのか、両力士のタイミングだけ合っていればいいのか、どっちかに統一してほしいと思ってしまいます。土俵の上にいる人にはいろいろ事情があるとは思いますが…。


今日は玉治郎さんは、立合い不成立になったとき、明らかに遠藤のことを指さして怒っていました。普段、立合いの不成立があると、行司さんや審判長さんが力士に注意する場面はよくありますが、こんなにハッキリと方っぽの力士だけを注意する様子は初めて見ました。


四度目の立ち合い、遠藤が先に両手を土俵につきました。


稀勢の里は右で張って左差しになり、よいしょよいしょという感じでまっすぐ寄り切り。稀勢の里の勝ち。稀勢の里勝ち越し。



元々今場所の遠藤はそんなに好調ではなかったと思いますが、なんとなく、「みんなの前で玉治郎に怒られて、しょげちゃったのかな…」と思ってしまう内容でした。


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逸ノ城ー○白鵬

立合い、白鵬はすぐ右差しになり、白鵬の左と逸ノ城の右手は差し手争い。

途中で逸ノ城が体を離して、一瞬突っ張り合い、すぐにまた右四つになります。

白鵬が右手で逸ノ城の首の後ろを下に押しながら左上手で投げを打つも逸ノ城は倒れずに(倒れない逸ノ城カッコよかった)、また右四つに戻ります。

逸ノ城が、左手で白鵬の肩越しに背中の後ろの方のまわしを取ろうと手を伸ばしたところ、同時に白鵬が前に出ていき寄り切り。寄り切りで白鵬の勝ち。


寄り切った直後、勝った白鵬が右手で逸ノ城の胸をドスっと押しました。ダメ押しと呼ばれるものです。


本当にため息が出ちゃうんですけども…。なんでこんなことするんだろう。本当に、まだ決着がついていないと思ったのでしょうか。そうは見えなかったけど。

そこまで強く押した訳じゃないけれど、それでもあんなふうにみんなの前で叩かれたら、悲しくて悔しいんじゃないかなと思います。私の記憶では、白鵬逸ノ城に対してだめ押しをするのは2回目です。


決着がついた後なのに、白鵬逸ノ城を押したのを見た実況のアナウンサーさんは、すぐに「これはいけません」と言っていました。


白鵬は過去にももっとひどいダメ押しをしたことが複数回あり、今までは、白鵬がダメ押しなどをしても、そこについては何も触れないで放送が進むことも多くて、私としては納得できなかったんですが、今日のアナウンサーさんは言ってくれたので、少し良かったです。


でも本当は私は白鵬に対してもっと厳しく言ってほしいです。解説の錣山親方からも、ダメ押しについて何か発言してほしかったです。だって、私なんかは相撲を取ったことが無いし、ダメ押ししちゃう気持ちは全く分からないけれど、元力士の錣山親方なら何か少しは気持ちが分かるかもしれないじゃないですか。



たまーに、「白鵬がいるから相撲は見ない」なんて言う人がいます。私は白鵬ファンなので、そういう人のことはいつも「ちょっと意味が分かんないな」と思ってました。


でも今日気づきました。今日みたいな『ダメ押し』なんかされると、確かに見たくないです。うんざりする。もし、私がせっかく国技館へ観戦に行ったときにこんなことされたら、悲しくなると思います。




鶴竜○ー御嶽海

立ち合い、鶴竜は右前まわし狙いでしたが取れずに、押し合いになり、そのあとすぐ右四つになってまわしを取りました。

御嶽海がまっすぐ前に出て土俵際まで寄っていきましたが、鶴竜はまわしを掴んで前傾でこらえ、今度は鶴竜がそのままどんどん前に進み、反対側の土俵まで寄っていって寄り切り。鶴竜の勝ち。鶴竜10勝0敗。嬉しい。

大関を狙う場所の御嶽海は、序盤は絶好調な感じでしたが、今日で3連敗、6勝4敗。






白鵬伝